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たねのはなし

2009.04.30 (Thu)

向こう1週間晴天が続くので、いよいよトマトのたねを植えました。


その本日の実況はこちら↓トマトを植えたくだりは、あえなく更新できず~。→30日に追記しました。
完熟トマトトマト(アロイ、ステラ)植えました1日目
完熟トマトイチゴ(セリーヌ)7日目


たねは「固定種」の「アロイトマト」と「ステラミニトマト」です。あまり聞きなれない名前ですね~。


そもそも、永田農法ではたねや苗の品種にこだわることをしません。


なぜ、この「固定種」のたねに至ったかというと…。



永田農法にたどり着くまで


私が永田農法にたどり着くまでをお話ししましょう。


私は2年前から、体においしいオーガニック野菜を選んで食べるようになっていました。第一においしい。そして、ビタミン・ミネラル含有量が違うのでサプリメントをたくさんとるよりはるかに健康的でした。


そうこうしているうちに、仕事であるエコの展示会に行った時、高カルシウム・ビタミン作物を作る「ピロール農法」の展示ブースに立ち寄りました。そこで配っていたピロール大豆のお菓子やお米を食べて衝撃を受け、自分でなんとかできないものかと。北島サブちゃんの「与作」のモデルになった、ピロール農法生みの親、黒田与作さんの素朴ながら強い信念をもったお人柄にも引き込まれました。

「ピロール農法」は、ラン藻を大量に発生させることによって、ビタミンやミネラルを含む野菜を作る環境をつくる方法です。作物の根を細かく伸ばしキレート化されたミネラルを根から吸収させます。同時に農薬を分解して環境浄化も行うのだそうです。

この農法をはじめるには、畑の土壌を検査してもらって、ラン藻を発生させる環境をつくるための「ピロール資材」というものを使います。ただ、畑だったら10aあたり、200キロのピロール資材を投入する必要があるとかで…。5キロ1,200円の資材ですが、いろいろ作っていくうちに費用の面で袋小路に入り込みそう…うーん@_@


そして、煩悶した後にたどり着いたのが永田農法でした。



「固定種」と「F1種」



オーガニック野菜へのこだわりとピロール農法をはじめたいという思いがつのり、いろいろ調べていくと、種には「固定種」と「F1種」というものがあるらしい、と。


いろいろ調べているうち、「固定種」のたねを販売している、埼玉・飯能の「野口種苗」さんにたどり着き、「野口種苗」の代表、野口勲さんの著書、「いのちの種を未来に」を熟読しました。







野菜の種には「固定種」と「交配種(一代雑種)」・「F1種」があります。


(シロウトなので、慎重に書きますが、間違えている点ご指摘くださいませ)


スーパーで目にする野菜は、大量生産・大量消費のため、農家が栽培しやすいように品種改良を重ねた「F1種」と呼ばれる種から栽培します。形と味が均一的なものもこの品種改良のためです。この種は、その年に植えたもの1代に限り、ほぼ同じ風味や形のものが採れるよう種苗メーカーが管理しています。

結果、その実から種をとって植えても2代3代…と永遠に栽培できるものではありません。ホームセンターで売られている種や苗も、おおかたこの「F1種」の可能性が高いのだそうです。それは、種苗メーカーの売れ残りを提供していることもあるからとか。


大量生産という便利さを手に入れた代わりに、風味やビタミン・ミネラルに乏しい野菜を食べることになりました。


このことは、別な視点から永田農法の永田照喜治さんがご本人のまま登場する「美味しんぼ」でも描かれています(永田農法では種や苗の種類にこだわっていません)。野菜のビタミン・ミネラルが30年前に較べて驚くほど減っているのは、大量生産のために改良された「F1種」の野菜のたねと農薬・肥料づけにならざるを得ない農法の結果なのでした。



一方「固定種」は、地元の風土と気候に合わせ自然に逆らわず少しづつ改良された後、おおかた同じ野菜が取れるよう種を固定させたもの。実った野菜から種を採取して植えても来年、再来年と実をつけます。「F1種」はメンデルの法則を基にして人工的に生みだしたものです。


「固定種」は、農家さんが、自家用に栽培してきた種だそうで、昔ながら続いている地元のたね屋さんで扱っているそうです。


参考までに。


固定種とF1種の種の特徴

【固定種の種】
・何世代にもわたり、絶えず選抜・淘汰され、遺伝的に安定したい品種。ある地域の気候・風土に適応した伝統野菜、地方野菜(在来種)を固定化したもの。
・生育時期や形、大きさがそろわないこともある。
・地域の食材として根付き、個性的で豊かな風味を持つ。
・自家採種できる。

【F1種の種】
・異なる性質の種を掛け合わせてつくった雑種の一代目。
・F2になると、多くの株にF1と異なる性質が現れる。
・生育が旺盛で特定の病気に耐病性をつけやすく、大きさや風味も均一。大量生産、大量輸送、周年供給などを可能にしている。
・自家採取では、同じ性質を持った種が採れない(種の生産や価格を種苗メーカーにゆだねることになる。

参考)『野菜の種はこうして採ろう』(船越建明著、創森社)





野口さんは、三代続く種苗屋さんに生まれ、一時は手塚治虫先生の下で働いたこともあるそうで。目がくりっとしているところから、アトムと呼ばれていたとか。いのちの尊さを伝えるという点で、手塚先生と種屋さんのご出身であったことが必然のように思えます。


野口さんは、けして「固定種」がよくて「F1種」がわるいというコメントはどこにもしていません。でも、やっぱりインタビュー記事などを読ませていただくと、「ああ、人間は農業を大量生産する半工業状態にしてしまったかわりに、失ったものは大きいな」としみじみ考えさせられます。


インタビュー記事は「野口種苗」のサイトの「種の話あれこれ」からいろいろ読めます。また、コスモ石油のTERRE内の「特集・食をめぐる柔らかな革命-生命をつなぐ種。固定種野菜の復活にかける 街の種屋の取り組み」でも読めます。




「野口種苗」で扱っている「春まき」「秋まき」のリストの中で品切れになっている品種についても、入手することができるそうです(更新が追いついていないみたい)。



さあ、すでに東北地方で栽培が可能そうな「固定種」のたねは確保した、しかし肝心な農法をどれにするか…。悩んでいる時、遅ればせながら、名前だけ知っていた永田農法の詳細を知ることになるのでした。そしてセリーヌへと…。


【本日更新したぶん】
完熟トマトトマト(アロイ、ステラ)植えました1日目(書きかけ)
完熟トマトイチゴ(セリーヌ)7日目



↓「F1」といっても、はやい、やすい、うまい訳ぢゃない。
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テーマ : 永田農法(コンテナ) - ジャンル : 趣味・実用

01:31  |  「固定種」と「F1種」  |  Trackback(0)  |  Comment(2)
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